冤罪 事件
九条署元署長の無罪を不服で控訴 京都地検 - z
2005/02/11 (Fri) 22:42:03
九条署元署長の無罪を不服で控訴 京都地検
九条署に保護された泥酔男性(50)が署内車庫に放置され、死亡した経緯を虚偽報告したとされる事件で、京都地検は26日、虚偽有印公文書作成・行使の罪に問われた高崎正代司元署長(61)に無罪を言い渡した京都地裁判決を不服として、大阪高裁に控訴した。
地検の高田明夫次席検事は「判決は到底承服しがたい。控訴して是正する必要がある。上命下服の組織がどういうものかを理解していない判決だ」と話している。
高崎元署長は1997年1月に当時の副署長(66)や地域課長(59)ら部下と共謀し、捜査書類や報告書に「パトカー内で保護」と虚偽記載させたとして、起訴された。
今月12日の京都地裁判決は捜査段階の元署長の自白を「取調官が誘導した可能性を否定できない」と指摘。「署長が隠ぺいを指示した」との部下の証言も「矛盾しており信用できない」とし「署長が副署長らと共謀して虚偽文書を作成したと認める十分な証拠はない」と判断した。
(京都新聞) - 1月26日22時22分更新